くま's倶楽部 スキーもできる旅Act.14 in Austria & Swiss (2008.2.24作成)

stay by Austria ISCHGL

(オーストリア イシュグル)
2008年1月19日〜27日

今回のエリアはちょっと複雑..
泊まったオーストリアのイシュグルは、お隣スイスのサムナンと合体して
シルバータという一大エリアになりました。
それとは別に、イシュグルを含むオーストリアの4つのエリアが一緒になって、
バスで繋がり、一枚のパスで滑れるようになっているのです。


1日だけの現地参加2人を含めて最後の晩餐

SILVRETTA

PAZNAUN

http://www.silvretta.com

地図をクリックすると大きな地図が表示されます。

★ SILVRETTA(シルバー)タエリア

● オーストリア Ischgle(イシュグル)エリア
http://www.ischgl.com
● スイス Sumnan(サムナン)エリア
http://www.samnaun.ch

http://www.paznaun.at

↑各エリアマップはこの地図をクリック!!

★ PAZNAUN(パッツナム)エリア

Galtür (ガルトゥーア)エリア
http://www.galtuer.com
● Ischgle(イシュグル)エリア
http://www.ischgl.com
● Kappl(カッパル)エリア
http://www.kappl.com
● See(ゼー)エリア

http://www.see.at/

<<旅の概要>>
  期   間:2008年1月19(土)〜27日(日)
  航空会社:オーストリア航空
  ツアー人数:8人+1日だけ現地参加2人
  ホ テ ル:Hotel Alpenrose ★★
  参 加 費:225,000円
        ☆チロリアンツインルーム利用
        ☆朝夕食事付き!

<<スケジュール>>
1/19(土) 成田空港9:00集合
       成田11:50=(OS52)=16:00ウィーン
       17:40=(OS901)=18:45インスブルック
       専用車でイシュグルへ(90分程度)
1/20(日)〜25(金)
       6日間自由滑走及び自由観光
1/26(土)  専用車が9:00にお迎え、インスブルックへ
      インスブルック11:45=(OS904)=12:50
      ウィーン13:55=(OS51)=
1/27(日) =9:30成田着 お疲れ様でした<(_ _)>"

  このエリアの全体地図。クリックすると大きな地図が表示されます。(1.1Mbyt)

−序章− 基本参加者はなぜか全員男でした\(_ _;)

  今回の旅は、新人2人を含めた8人と、現地に一ヶ月以上スティしていて1日だけ合流したご夫婦めて全部で10人になりました。と言っても基本参加者は全員男。隣り合わせたイギリス人にも「なぜ女性がいないんだ?」と聞かれちまったい。。
(ほっとけ(^_^ゞ)

  しかぁし!今回も山の神様に愛されているくまさんは、5勝1敗と天気に恵まれました。その1敗はたしかに大雪で滑れなかったけど、前日まで雪が硬くてちょっと辛かったから、「一敗と言うよりは一休だね」と初参加のSDさんが言っていましたよ。うまいっ!!

  今回はオーストリア航空を使用しました。それは料金が安いと言うこともありますが、一番は個人の荷物の重量からスキーの板と靴の


ホテル前エスカレーター入り口

分の重量を引いてくれると言うことです。これはスキーをする者にとって大きな問題ですからね。流石スキーを国技としている国ぢゃ(^^ えらいえらい。
  でも一つの荷物は32Kgまでと決まっているので、ちょっと前に流行ったスキー板と荷物を一緒にするバックは、ここでは使えないかも。

  このイシュグルと言う地域、あまり日本には知られていませんが、実は「超」が付く高級リゾート地。四つ星五つ星ホテルがゴロゴロしています...が、今回もユーロが高いので二つ星ホテル(イシュグル唯一?)に宿泊を決めました。何せ自分でお金を払うのがきついですからねぇ\(_ _;)
  でもね、立地条件、部屋の広さともに申し分なく、食事に至ってはかなりのレベルです。確かにバスタブは無いけどアットホームな雰囲気もいいし、ここのところ本当に宿に当たっているなぁ(^^v

  ホテルは山の尾根の上で中心部とはちょっとずれていますが、50m先には↑←こんなエスカレーターがあって、それを降りて行くと、何とそこがゴンドラ乗り場
\(^o^)/何て楽チンなんだ。
  ちなみにエスカレーターの途中からはスポーツショップに抜けられ、そのままスキーをレンタルする事ができます。

  ホテルのやさしさは、初日の夕食にも現れていました。
  私たちが到着したのは夜の9時ごろだったので宿での夕食をあきらめていたのですが、何と各部屋にこんな食事を用意しておいてくれました\(^o^)/オーストリアの伝統的なカツレツですね。
  早速宿からビールやらワインを買ってきて、みんなで集まって宴会の開始です。白ワインは冷たいのがほしいと言ったら、バケツにきれいな雪を沢山持ってきてくれて、その中にワインを冷やしてくれました。うれしいなぁ(^^

  そんなこんなで、初日の夜は暮れていくのでした。
  日本をたって既に20時間以上、遠くからの参加の方は30時間以上寝ていませんから睡魔が襲います。明日のために...おやすみなさい o( _ _ )o...zzzzzZZ


ホテルのすぐしたのPardatschgratbahn(A2)ゴンドラ乗り場

ゴンドラ駅の上、2624mの風景

ゲレンデの中にあった小さな教会

渋滞から始まる??

  1月20日(日)快晴 通常初日は無理をしないで、午前中街を散策したり、スキーチケットを買ったりとのんびりするのですが(これをやると事故が減る)、初日からあまりのいい天気に我慢できずに滑り始める事にしました(^_^ゞ

  しかぁし!このイシュグルって、街からは3本の長い長いゴンドラでしかスキーエリアと繋がっていません。ですから朝はゴンドラ乗り場に人が集まり大渋滞!!
  おまけにこの日は日曜日。ご存知の方も多いと思いますが、ヨーロッパのバカンスは一週間単位で、他の方々もみんな一緒に今日からスキーのスタートなんです。だからチケット売り場にもすごい行列ができているんですよ(^_^ゞ
  少し待っていれば空くかなぁと思って観ていたら、今度は近隣の街々からバスで乗り付けて、な〜んも行列の長さが変わらん(T_T)渋滞に巻き込まれないようにするには、朝一で行くか、時間をずらして行く事をお勧めします。

  結局私達が山を登ったのは11時過ぎ。おかげで←こんな風にガラガラです。で、1362mから2624mまで一気に駆け上ると、そこは見事なオープンスロープの一大バーンでスキーヤー心を擽るのです。見よ、この景色!!
  で我慢できなくて先に行った二人を除いて6人で滑り始めたのですが...何とたった一本で二手にはぐれてしまった\(_ _;)なんだかなぁ(^_^ゞとりあえず昼食を取るために、三人で山を降りました。

  ここのところ、昼食は山を降りてレストランで取る事にしています。それは日本のように一つの街にスキーエリアがあるのではなく、幾つもの街にエリアがまたがっているので、毎回違った雰囲気で楽しむ事ができるのと、山の上とは違って、安くておいしくて量がある所がほとんどだからです。標高が低い分、沸点が高いために請った料理ができるのも一つの理由でしょう。それに何より、ビールやワインが安い〜♪
 
 左の写真はゲレンデの中にあった小さな教会と、昼食時に行った旧市街からエレベーターと歩く歩道を抜けて出た所にあったレストランでの食事。地元料理はボリューム満点!!下の写真は、この日のホテルの夕食です。

そうだ、スイスへ行こう!

  1月21日(月)快晴 今回初めて参加したSSさんはスノーボードを持ってきたのですが、あまりの広大さとトラバース(横移動)の多さにボードを断念、この日からはスキーをレンタルしての参戦です(^^;;
  折角ですから、みんな元気なうちに遠くへ行きましょう(^^v
  エリアで二番目に高いPalinkope 2864mを基点に、エリアマップの一番右側まで滑り降り、そこから正反対のスイスへ昼食を食べに行くコースで、推定30Km(・_・?)オーストリア側は結構キツめのコースですが、スイス側は延々と続く緩中斜面で、結構滑り応えがありましたよ(^^

  スイス側 Samnaun dorf 1840mに到着、早速日の当たるレストランを見つけて食事です。そうしたらビールも白ワインもうまい!思わずもう一本頼んでしまいました。頼んだのは1.5Lのでっかいやつ。周りから注目されちゃったよ(^^vでもまぁ6人で飲むんだから問題ないね。多分(^_^ゞ さぁ酔っ払ったいい感じでオーストリアまで帰りましょう。事故らないですね。


スイスからオーストリア側に戻る二階建てゴンドラから

唯一の「一休」

  1月22日(火) この日は朝から雪が降りました。
  ここの所雪が降っていなかったのか、エリアの雪は硬く締まり、凍ってはいないけど急斜面はちょっと大変。でも恵みの雪が降りました。

  前日から雪が降るのがわかっていたので、半分がインスブルックへ1日遠足に、くまを含めたもう半分は、谷の奥にあるGaltür に遊びに行きました。
  ただ、バス停はわかっていたのですが、どのバスに乗るのかがわからず一本乗り過ごしてしまったりして\(_ _;) (ちなみに30分に一本)
  Galtür は小さな村ですが、スキー場があったり通年のリゾート地になっているようです。
  高台の教会はとても美しいのですが、この教会の歴代の

聖人でしょうか、その頭蓋骨も見えるように祭られていました。
  さて何でここまで来たかって決まってますよね、そう昼食&呑んだくれです(^^;;広場のちょっと奥まった場所に見つけたレストランに入りました。
  ここも当たりですね(^^ 料理がうまいです。見慣れない東洋人に、民族衣装のお上さんが優しくしてくれました。


  ワインをボトルで頼んだらグラスで来た...なんてハプニングがあっても楽しい(^^v
  料理は4人で3品。猟で取ってきた鹿がお勧めだと言うので頼んでみたら、ご飯も一緒についてきました(^^
  宿では夕食の時間に度々イベントが開催されます。この日は煙草
-y(^。^)。o0○イベントの日(^^
  一人3ユーロ払うと色々吸えます。くまとI氏はパイプをもらいました。
  隣のイギリス人は水煙草をやっていましたが...インド人に見えるのは私だけ??
大雪の後は・・・

  1月23日(水) 大雪の後は新雪だ!!
  ずっと決めていたんです。雪が降ったらSeeに行こうって。
  そこはゴンドラ一本とリフト4本だけの小さなスキー場なんですが、実はここに一本で24Kmを越す、めちゃくちゃ長いコースがあるんです。
  小さいと言っても、オープンスロープの山頂(2450m)からゴンドラ駅(1046m)まで一気に滑れるのですから、日本のどこのスキー場より高低差がある(^_^ゞで、そのコースをノンストップで滑りたかったのよ。でもね、心も体(足)もボロボロになったころ、突然山の中にレストランが現れるんです(^_^ゞ地獄に仏とばかりに、結局はそこで休んぢゃうのよねぇ\(_ _;)詐欺ぢゃ。ちなみに翌日行ったSD氏も同じ状態だったみたい。後で滑ってみてわかったんだけど、実はそこからゴンドラ駅までは、1Kmぐらいしか無かったんだよねぇ〜〜〜〜〜(m--)m


Seeはパウダー入門!手ごろな斜面で、どこを滑ってもOKなんだよ


ここから超ロングコースが始まる 途中誰も滑った跡が無いコースが延々と続く...

ず〜・・・っと山の中を滑っていて、突然現れるレストラン

  でもいいスキー場です。安くておいしい店もあるし、お勧めですよ(^^v

田舎の土地の料理は安い!カツレツは2枚だよ

看板息子とお上さん 息子もお手伝いするんだよ

残りも行っちゃえ!!

  1月24日(木) 快晴! ここまで来たら、残り二つのスキー場も行きたい(^^
  朝からKpplへお出かけ(^^v街道沿い1175mのゴンドラ駅からゴンドラとリフトを乗り継いで2720mへ。標高差1545mのこのエリアは全体に少しきつめ。その分滑り応えがあります。

  滑っている人は少なく、景色も雪質も上場です。
  スキー場自体は尾根沿いに作られていて雪の量は豊富。上部はオープンスロープになっていて、ピステンがかかっているほうが少ないので新雪ジャンキーにはたまりませんね。
  一本一本が長いのでこんな風に↑休憩しながら滑りましょう!

  ここKpplは山の中腹に旧市街があります。そこが見たくて、ゲレンデではないところを多少滑って街に下りて見ると、そこには湧き水が...中々うまい (^^


とっても綺麗で、街の方々が大切にしていることがわかります...けど、何ヶ国語で書いてあるんだ?

  旧市街には教会があって、自由に入ることができます...がっ!スキー靴で入るなって書いてありますね(^_^ゞでも大丈夫!実はスキー靴を普通の靴に変えるアイテムWALK-EZを持っているのぢゃ(^^ 早速見せてもらいました。綺麗だなぁ。。こういう出会いがあるからやめられないんだよね。
振り出しに戻る(・_・?)

  午後からは、先日行ったGaltür に滑りに行きます。Postバスを使えば、直通で行く事ができます。当然タダ(^^^^

  Galtür スキーエリアを感じたままに語れば、クロスカントリーと新雪ジャンキーの聖地!とにかく新雪のコースが多くて長くて雪が豊富。富。
  アイガーに似たシンボルの山を中心に、裏側のダム湖までを滑る事ができます。  アイガーに似たシンボルの山を中心に、裏側のダム湖までを滑る事ができます。
  表側の下部は比較的緩やかで、子供たちが大勢滑っていました(^^
  で、ここはクロスカントリーのコース上にいくつかレストランがあるんですよ。クロカンの方々だけでも十分商売になるんですね。驚きです。


裏側のダム湖 湖の向こう側に、クロカンの客だけを対象にしたレストランが見えます
  この日の夕食はダンスパーティー!ゲスト出演は悪魔さんに妖精さんにマイケル、そしてディズニーキャラクターまで...って、ぉぃぉぃ\(_ _;)



ノリノリの若者一行、本当はシャイで、柱の影に隠れてた
カメラを向けると、喜んで写させてくれました



スイス・オーストリアの国境 多分跨いでいる...かな?

イシュグル最高地点Greitspitz2872mにある十字架

美しき1日 楽しかった一週間

  1月25日(金)晴れ 今日は最終日。気温は凛と冷え込んでいるけど、天気は上々気分は爽快!最後の一日を楽しみましょう。
  この日は低い所に雲が立ち込め、何とも幻想的な雰囲気の中、前日に情報を聞いてSeeに出かけた組と写真を撮りながらのんびり滑る組で分かれました。
  そこでくまはイシュグルの最高地点へ。そこには十字架がかけられていたのですが...意味がわかりました。ここから伸びる「14a」のブラックコース(上級者コース」のタフなこと(^_^ゞ
一本で疲れ果ててしまった\(_ _;)
  途中コースの端っこに座って休んでいたら、上から落ちてきた(滑ってではない)おねぇちゃんに「邪魔だ!」と怒られ、仕方なく再び滑走へ。う〜ん、どう見ても40度は超えてるぞ
(^_^ゞ
  さて、実は倶楽部会員のご夫婦がスイス側に滞在していて、この日待ち合わせしていました。運よく会う事ができて、みんなで一緒に昼食を取りに、一路イシュグルまで滑り降ります。
  実はイシュグルの下部って、林間コースで結構きついんだよね。それを降りるとオナカペコペコです。旧市街まで滑って地下の歩く歩道を使い、初日に食事をした街に出ました。

  ご夫婦二人を、半ば強引に私たちの宿にお泊りさせて、その日は宴会を楽しみました。
  当然何も持って来ていなかったので、服はそのままだし、履物は私たちのサンダルを使ってもらいました。突然の訪問者に宿でも対応に四苦八苦していたようですが、こういうのもいいよね(^^vそれが一番最初の写真です。
  まずはスーパーで買出ししたワインやハムを部屋でやって、そのあと夕食。不思議なぐらい会話が途切れない、楽しい時間でした。

  その部屋内宴会で人気なのが、→このハムの厚切りです。
  通常店で買うと、薄くスライスされてしまうのですが、それをお願いして塊で買ってきます。私達にはこの方がうまいと感じられるんですよね。

  部屋内で呑んだワインは、安いものでは1.99ユーロから。ビールに至っては100円もしないものばかり。なんて安いんだろう(^_^ゞとにかく飲み食いでは当たった一週間でした\(^o^)/

  スキー終了後、チケットは←のようなマシンに入れると5ユーロが戻ってきます。まぁお土産にするならそれでもいいんですが(^_^ゞこれで今回のスキーは、本当に終わりです。寂しいですね。来年もまた来ようって感じる瞬間です。

  このチロル州ですが、面白い事にベットが一つの枠に二つのマット、二つの布団があるのが普通なんです。「チロリアン・ツイン」と言うんだそうですが、日本人ならえ"って言いそうですよね。でも、これがここの分化なのです。
  こちらの方々にすれば、ツインルームでベットが別れているほうが信じられないんだそうです。こういうのも異文化交流なんですね。

  沢山の楽しい事がありました。宿の方々も、ろくに英語もわからない私たちに親切にしていただけました。本当にありがとうございました。
  このアルペンローズは、イシュグルで唯一の二つ星ホテルと言っても過言ではありませんが、本当に暖かい、いい宿だと思います。
  夕食開始時間が18:30〜19:30と決められていて自由度は低いかもしれませんが、お勧めですよ(^^

最後に...

  1月26日(土)快晴 オーストリアを発つ日が来てしまいました。一泊だけ参加のご夫婦に別れを告げ、インスブルック空港に向かいます。
  右の並木道は、空港の手前に植えられた並木道。そして右下の写真は、空港内から見える氷河の写真です(奥の山に見える)。こうしてみて見ると、本当に雪が少ないんですね。

  沢山の学者が地球温暖化を訴え、その未来予想図を発表しています。
  それによると、確実に地球からかけがえの無い雪が無くなっていくと言うのです。
  私たちスキーヤーはとても無力だけど、私たちスキーヤーが地球温暖化防止に何ができるのか、それを考えて行動に起こす事ができないか。真剣に考える今日この頃です。


この旅最後の食事 ウィーン発成田行きの機内食


次回の旅も既に計画中!お楽しみに(^o^)/~