くまさんをヨーロッパに連れってAct.1 北欧編
(2006.8.12作成 8.29更新)
成田 → 香港 → ロンドン → スウェーデン(ストックホルム) →
ノルウェー → スウェーデン → デンマーク → スウェーデン →
ロンドン → 香港 → 成田

2006年6月30日〜7月22日

イギリス編へ    北欧編    旅のデータ編

7月9日(日)晴れ

SWEDEN

  ストックホルムで貸してもらった車はフォード・モンデオ。後にキャンピングカーを引くためのフックが付いたり荷物を積むために車体が大きかったり...はいいのですが、何でアメ車ばかりなの??ちなみにあまり荷室が大きいと、車椅子が暴れて大変なんです。何とか二人分の荷物で抑えたけど、トランク二つだったら難しかったかも。
  しかーし!何よりも受け取った車が新車で、113Kmしか走ってなかったのです。いいのかなぁ(^_^ゞ
  何はともあれ、エンジンが大きい分燃費は悪いけど馬力はあって運転しやすい(^^ よろしくね、モンデオ君d(^_・)


アルミホイルを履いている高級車?


街道沿いのガソリンスタンドの向かいのMOTEL

  ストックホルム到着は14:50、それからロンドンと同じような方式でレンタカーを借りて、実質出発したのは16:30を過ぎていました。この日はそんなに遠くに行けないね。
  空港沿いのE4からR56・72(一本の道に二つの名前がある)に入ってHebyとい街の街道沿いのMotelへ。最初わからなかったんだけど、このモンゴルのゲルみたいなのがモーテルなのね。放射状の部屋は狭く、荷物を中で広げるには工夫が必要です。
  それより驚いたのは、この部屋(1号室)に折鶴が飾ってあったのです。日本人が来たんですね。ちょっと残念。多少へこんでいた折鶴を直して置いておきました。
  母屋のレストランは本格的ピザレストラン。食べた事が無い物は食べないNさんに薦めて無理やり?食べさせたら、あっという間に半分以上食べちゃった(^_^ゞ
  朝食付き(二人)500クローナ(約8,250円)

7月10日(月)雨時々曇りのち晴れ

  北欧二日目。ノルウェーの氷河に向けて、進路を西に取ります。R70→R71と走り国境越えをしたのですが、正直どこが国境だかわからなかった。
  途中雨は大雨となって視界を阻みます。

ノルウェー国旗 NORWAY

  そんな雨も、ノルウェーに入った頃には上がりました。この二つの国の山間部はなだらかな丘陵地帯と言った感じで、それほどアップダウンが無いんだけど、人の住んでいるところがあまり無い感じです。
  ノルウェーに入ってからはR25→R3と走り,Renaという小さな街で宿を探します。街の真ん中には小さな商店街と木造の綺麗で大きな教会が印象的な街でした。


  その教会の前に、綺麗なHOTELがありました。
  Trudvang Rena Hotel 朝食付き、二人で800クローネ(約13,200円)、部屋は広く綺麗で、ベランダからはその教会が見えました。


フェリーの上は社交場(^^

7月11日(火)晴れ一時雨

  この日は念願のフィヨルド。R3からR29→E6→E136と西に向かって走ります。
  途中の高原が観光地なのはわかりますが、やっぱりそこいらじゅうで羊に牛にヤギが闊歩してる(^_^ゞ対向車がパッシングしてきたら要注意です。日本ならネズミ捕りですが、北欧の高原では、間違いなく動物たちです。

  ノルウェーは山間部より海に近い方が山が険しくなります。どんどん谷底を走るようになると、陸のフィヨルドになります。すぐ側に切り立った崖が続き幾筋もの滝が流れ落ちる。すごい風景だなぁ。。個人的には陸の方がすごいと思えるのです。
  やっとAndalsnesと言う街で海に出ると、今度は巨大な松島状態。そのままE136で海沿いに走りますが、海沿いの道は狭く険しく、所々長いトンネルの中を走る事になります。景色を見ながらっていうのは難しいですね。

  E136からR650と海沿いに走り、LiabygdaからStrandaで初めてフェリーに乗りました。
  フィヨルドは海沿いの道が切り立っているために道ができなかったり橋が造れなかったりで、フェリーが大活躍します。港もすぐに水深が深くなるので作りやすいのですね。
  乗る時は港に並んで待っていて、乗り込む時や船内でお金を払います。乗船時間はわずか15分。現地では道路の一部と言う意識ですね。
  この時バイクの一団と一緒だったのですが、その一台のサイドカーには、小さなゲストが乗っていました。

  StrandaからはR60を使って南下します。再び海が見えた頃には夕方の5時、宿を探しましょ。
  しかし場所は観光地でホテルばっかり。難しいですよね。一応聞いてみると1200クローナ(19,200円)と高く、当然Nさんからの答えはNO。そりゃそうだよね(^_^ゞ
  そこで向かったのが有名な観光地Flamです。
  運良くフェリーも待ち無しで乗れたため9時過ぎにFlamに到着しましたが、その頃には当然店も閉まっていて、携帯食で夕食を済ませる憂き目に(T_T)
  とりあえず宿探し。運良く線路沿いに部屋貸しRomを見つけました。素泊まりで400クローネ(7,400円)。安い!
  そこのお上さんに事情を話したら、キャンプ場のミニショップが開いているとの情報をもらいました。すぐに行ってみましたが、お菓子以外の食料はほとんど無く、仕方が無くビールだけ買って帰ってきました。それと持っていた食料で夜は更けていきました〜(T-T)

  でもこの日の走行時間12時間で距離は800Km。
  こんな旅してたらくまさんは飢えてしまうし安全運転も保てない。もう少し考えなきゃね(^_^ゞ


雨のR60から見えたフィヨルド

Flamの部屋貸し ROMって書くんですね


氷河列車は国際色豊か(^^

7月12日(水)雨

  まずはFlamの駅前へ。昨晩レストランを探してさまよったので、どこに何があるのか大体わかります。
  Nさんが「フロム鉄道」に乗りたいと言うので駅で聞いてみると、すぐ出発する9:30の便は一杯。そこで車で線路を追いかけてみたのですが、途中通行止めになっていて断念。再度Flamに戻り聞いてみると11:00の便なら乗れると言います。早速チケットを買って簡単な朝食を取りました。
  フロム鉄道の客車は、一番前と後の席だけ窓が開きます。そこを陣取るのがベストですね。往復約2時間、フィヨルドと滝を間近に見る事ができ、中々の景色でした。

  次の目的地は、ノルウェー第二の都市Bergen。E16で西に走ります。流石に昨日の今日ですから、走行距離は短かったですよ(^_^ゞ

  Bergenの周りは高速道路が走り、素直に街中に入るには標識が足りないかな?雨の中少し迷って中心の港に出ました。

  Bergenの市内はなぜかかなりの箇所で道路工事を行っており、駅に行こうと思っても、一方通行などで思った通りに近づく事もできません。これだから都市部ってキライなんだよね。
  やっと駅に到着し、今度は宿探しです。
  Nさんの指定は「地球の歩き方」に載っているHostel Intermissionと言う安宿(布団もレンタルして二人で240クローナ(3840円))だったのですが、案の定Nさんが部屋を見た瞬間にNO!何せ大部屋に沢山の二段ベットが置いてあるだけでプライバシーも無いしね。
  次に行った宿も「地球の歩き方」に載っているMarken Gjestehusと言う安宿だったのですが、やっぱり一杯。
  でもそこで別の宿を紹介してくれました。
  紹介されたのはSkandia Sommerpensjonatと言う、バス・トイレ共同のアパートのようなもので、シーツ類を借りて素泊まり650クローネ(約12,000円)、街中ですから当然駐車場はなく、街中をグルグル走った所に停められるからと地図をもらいました。

  何はともあれ、駐車場に車を停めに行ったついでに、側にあった中華で食事をして、一日が終わりました。


Skandia Sommerpensjonatの玄関


魚市場から見た街のシンボルの倉庫群

7月13日(木)曇り時々雨

  この日は朝からBergen観光〜♪まずは港の魚市場から。魚介類はもとより、観光客相手の品々が多いかな。
  所々にコンクリートの大きな箱があって、そこはカニや海老、貝などの生簀になっていました。注目は鯨の燻製。流石捕鯨国です。ちなみに1Kg349クローナ、ちょっと高いかな?小さなサンドイッチ一個でで25クローナします。
  次に行ったのはフロイエン山ケーブルカー。ここは街が一望できて中々の絶景です。車椅子は優遇されて問題なく行けますのでお勧めです(^^ が、トイレは有料で5クローナです。
  次に街のシンボルのカラフルな倉庫群を見に行ったのですが、ここで雨が降ってきて観光はジ・エンド。そそくさと車に戻り、車での観光に早代わり〜。


フロイエン山から見たベルゲンの街 絶景です。
  最後に向かったのはフィヨルド満喫ドライブの旅〜♪
  E16からR7→R49と走りハタンゲルフィヨルドをフェリーで横断、R550とR7で対岸をぐる〜っと周り帰ってくるコース。でもね、こちらはメイン通りでないのか道幅が車一台分と狭く、コーナーとアップダウンがきつく思った以上に時間がかかります。
  そんな中、壮大な風景と道端の名産さくらんぼの無人販売が心をなごまさせてくれました。おいしいよ(^^

  再びフィヨルドを横断し、Nさんの指示でVossへ向かいます。
  狙いはFleischer's Appartementというモーテルで、これも地球の歩き方に掲載されている宿。行って見ると受付は近くのホテルで、今回は時間も早かったのですんなり取れました。Fleischer's Hotelの朝食が付いて990クローネ(約18,300円)って高いぢゃん(^_^ゞ
  しかし景色はいいです。ベランダの目の前が湖で、いながらにしてフィヨルドが見えるのですから。沢山の鳥が遊びに来るのもGoodです。

  しかし、こういう郊外のモーテルに泊まると食事ができません。結局車で食事になるのでビールも飲めない。こういう宿はパスしたいな(^_^ゞ


無人販売のかわいいお店(^^


R50から見えるフィヨルドの絶景

山羊の大群 人も車も恐くない...らしい(^_^ゞ

7月14日(金)曇りのち晴れ

  Fleischer's Hotelの朝食はことのほか豪華で、今回の旅で一番のご馳走かも〜♪

  さて、Nさんの指示で首都オスロに向かいます。くまが選んだ道は、E16からR50→R7を通るコースです。
  このR50は、天候が崩れると通行止になる道なので期待していたらビンゴ!車一台しか通れないトンネル、急激に高度を上げる道路と状況は厳しいけれど、そこから見える景色は素晴らしい!!

  フィヨルドの山の多くは山頂部が平らになっていて湖が沢山あったりします。このR50もご多分に漏れず山を登ってしまうと平らで、何段にも湖が続き水力発電をしています。
  短い夏の間は湿原ができ、何と日本と同じ「ワタスゲ」を見つけたよ(^^ いい所ですねぇ。。

  こんなあまり人の来ない場所だから、例のあれが出没します。そう、動物さんたち。この時はヤギの群れに遭遇して、しばし運転を断念しました。写真の家族も一緒ね(^_^ゞ

  この後途中の湖でピクニックしてから、R7からR280→R284と脇道に入って宿を探しましたが見つからない。
  結局E134沿いのモーテルに泊まりました。やっぱり都市部は難しいですね。
  By the Way 素泊まり 580クローネ(約10,700円)

  ずっとガイドブックを見ていたNさん、突然「船でデンマークに行きたい」と言い出します。え"っ?そんな話聞いてないぞ?とりあえず明日一番でフェリー乗り場に行ってみる事になりました

7月15日(土)快晴

  9:00にフェリー乗り場には到着したのですが、事務所に行ってみると10:00からしかOPENしないということ。
  で先にOsloの市内観光へ。Osloは以前に来ていたので大体の感じはつかめています。朝早いのも手伝って、すんなり中心部に車を停める事ができました。

  Osloはコンパクトな街で、よほど気合を入れて観光しない限り、すぐ終わっちゃうんだよね\(_ _;)昼には再びフェリー乗り場に逆戻りです。
  で、聞いてみたんだけど、やっぱり予約してないとダメで、飛込みではチケットを買う事ができないそうです。そりゃそうだよね、国を超えるわけだし。

  仕方ないので次をどうするかNさんに聞くと、道路を指定してスウェーデンのGoteborg(ヨーテボリ)に行くといいます。そこでE18で東に向かい国境を越えます。
  多少ですが現金も残っていたので、国境近くのスタンドで水や食料を買い込みました。有り金全部で買い物する姿を、店のお姉さんに笑われてしまった\(_ _;)

SWEDEN

  Nさんが指定したのは、大きな湖沿いを走るE18→E45。
  でも実際は湖沿いに道はありませんでした。考えてみれば、冬凍結する大きな湖の側に道があったら、吹き付ける風や飛沫で生活どころではなくなってしまいますもんね。
  湖添いという事もあって、アップダウンの少ない長く単調な道に、ちょっと飽きちゃったかな(^_^ゞ
  Goteborgに到着したのは夕方、車窓から街を眺めた後に、郊外に宿探しに出発しました。


乗れなかったデンマーク行きフェリー

カール・ヨハン通りから望むノルウェー王宮

  R27からR156と走り、Kinnaと言う街でホテルを見つけました。Kinna StadsHotell 素泊まり790クローナ(約13,000円)でした。
  この日は土曜日で、宿泊以外ホテルが機能していません。そこで近くのレストランを紹介してもらったのですが、ここが大当たり\(^o^)/はっきり言ってうまいです。近くに行った時はぜひ寄ってみて下さい。
  Pub Cafe Restaurang Harrys Kinna


ピクニック気分でランチをした名前も知らない湖


Sofieroの古城

コペンハーゲンの観光船から

見よ!これまでで一番巨大なビールグラス!

7月16日(日)晴れ

  この日の目的は「スコーネ地方の古城めぐり」。
  R41からE20→R112→R111と走りおおよその場所に行きます。おおよそ...だって、ガイドブックの大雑把な地図ではそんなもんだよね(T-T)運良く標識のおかげでSofieroの古城には行けたけど、他は見つからなかったよ〜ん(^_^ゞ

  次の目的はデンマークのコペンハーゲン。どうも見る所がなくなってきたらしい(^_^ゞ
  最後のストックホルム観光をしない代わりに行きたいと言うので、そのままE20を南下し、巨大な吊り橋を渡ってデンマークへ渡りました。

デンマーク DENMARK

  ちなみにここではパスポートチェックはありませんでしたが、通行料の290クローネ(約4800円)は高すぎ(^^メ)支払いはノルウェー通貨、デンマーク通貨、クレジットカードで支払えますが、現金・ETC・その他の窓口に分かれていますので要注意です。

  E20からコペンハーゲンの中心に入るのは、思った以上に簡単でした。街が旧市街を中心に放射状に広がっているため、裏側から簡単に入る事ができるのです。
  その代わり他の街に行くときは逆に回り込まなければなりません。ちょっと遠回り?
  この日のコペンハーゲン観光は、船による運河ツアーで終了です。運河から街中が見えるんですね。
  Nさん、三日間コペンハーゲン観光すると言っているので街中に宿を取りましょうと言ったのですが、なぜか聞き入れません。で、次に行く場所を聞くと、40Kmぐらい海沿いに下がったKoegeと言う街を指差しました。

  E20→R6→R151とKoegeに向かって走ります。
  そこでたどり着いたKoegeの旧市街で、CenralHotellと言う唯一の宿を取る事ができました。コンチネンタルスタイルの朝食付きで570クローナー(約11,100円)です。
  この旧市街は教会のある石畳の広場を中心に、その周りを古い建物が囲む典型的なもの。その広場に Cafe Vivaldiが店を出し地元の方が集まっています。で食べてみると、意外とボリュームがあっておいしい\(^o^)/

7月17日(月)快晴

  朝食後に再びコペンハーゲンへ。
  観光二日目の目的は市内観光バス。まんまロンドンの観光バスをまねた二階建てバスです。
  まずは駅前のインフォメーションに情報収集。パンフレットを見つけてどこに行けばいいのか職員に聞いたのですが、何とここでチケットが買えるとのこと。ラッキ〜(^^
  観光コースは3つあって、1コースのみなら120クローナー。全コースなら150クローナーと言う事だったので、全コース分を買ったよ(^^ ちなみに二日間使えるそうです。
  早速出発点のパレスホテル前から乗り込みます。このバスも昨日の船もチケットを買えば乗り降り自由ですので観光には便利だと思いますよ。

  ここからは古城めぐり。
  向かったのは約40Km北のHelsingor(ヘルシンオア)です。ここにはハムレットの舞台で、世界遺産のクロンボー城があるんですね。城自体の見学は無料ですが、中の展示物を見るにはお金がかかります。そして、ここでは大勢の日本人観光客と出会いました。

  次に行ったのはフリーデンスボー宮殿。お城というよりは、広大な公園と言った感じですね。宮殿前の並木道は見事です(^^ 宮殿内に入るのは入場料がかかります。

  最後に行ったのがHillerod(ヒレロズ)フレデリクスボー城です。ここは白鳥が泳ぐ湖の中にあるのですが、街中にでんとあるもんですから市民に城内が開放されて通り抜けができるようになっています。数人の日本人も見ました。お勧めのスポットですよ。

  いろいろ観てきましたが時間は既に16:00。最後に向かったのは、童話の郷、「Odense」でした。


二階建てバスは流行なのかな?

ハムレットのクロンボー城


フリーデンスボー宮殿

  Odenseまでは約200Km、道の全部が高速化されていないので多少時間はかかります。R6→R16→E47→E20と走ってOdenseへ向かいました。
  コペンハーゲンのあるシェラン島からOdenseのあるフェン島までは、スウェーデン国境と同じぐらいの橋を渡ります。そこも有料でした。こんなんで経済大丈夫か?デンマーク(^^メ)

  19:00時頃にはOdenseの路地裏にある安ホテルにチェックインできました。Ydes Hotel朝食付き550クローナー(約10,700円)です。
  ここには管理人は存在せず、手続きは全てTV電話を使った遠隔です。結構面倒くさい。それにこの日は外も暑かったのですけど、ろくに窓が開かずに寝苦しい夜に。やっぱり安いには安い理由があるんだよね〜\(_ _;)


フレデリクスボー城 噴水は濡れる覚悟で(^^


アンデルセン公園で見つけた妖精?

沢山の観光客のいるイーエスコウ城

7月18日(火)快晴

  Odenseはアンデルセンの故郷。まずはアンデルセン公園へ向かいます。綺麗な公園で自然が多く、あちこちに沢山のオブジェが隠されていました。
  その後初めてガイドブックに載っていない所にもいい所はあるというくまの話で、R165→R315とフェン島北東の岬へ。海が綺麗でキャンプ場が沢山有りましたが。。。それだけだったかな(^_^ゞ
  次は、R315→R165→R8と走り、Odenseの南にあるイーエスコウ城に向かいかました。広い庭園の中に池が有り、その中にお城があったり博物館があったりで、兎に角広大。入場料は初めて障がい者割引が付きました。

  ここからコペンハーゲン方向に帰るルートは二つ。来た道を帰る方法と、幾つもの島を巡って帰る南ルールです。Nさんに聞いたら当然南回りルートへ。フェン島からR9でランゲン島に行き、45分間フェリーに乗ってローラン島へ行きます。(何とその便の最後の1台だった)(^_^ゞ
  そこからE47に乗り換えてファルスター島を過ぎた所でNさんが海沿いの一般道を指示、R287→R59→R265→R209と走り再びKoegeの街へ向かいます。
  実は先日泊まったCentralHotellが気に入ったのか、そこに泊まると言うのです。しかし一杯で泊まれません。そこで、紹介してもらったホテルは何と四つ星でした。

  Hotel Hvide Hus 朝食付き990クローナー(約19,300円)すごくいいホテルなんですが、こういう所って食事も高いから難しいよね(^_^ゞ

7月19日(水)快晴のち曇り

  この日は朝からスウェーデンに向けて走ります。
  ホテルの隣にミニチュアランドがあったけどパス。
  何はともあれ、E20で国境に向かいます。ちなみにこの国境の吊り橋の橋げたが、スウェーデンでは一番高い建造物らしいですよ。

SWEDEN

  国境の橋を渡り、Nさんの最初の指示は国境の街Malmo(マルメ)でした。


技術・海洋博物館のむか〜しのBMW


マルメのストートリ公園
  最初の指示はMalmo駅。障がい者用駐車場に車を停めて、どこに行くのかと思ったらトイレ(^_^ゞちなみに有料。
  次に向かったのが駅のすぐ近くのの公園。しばし車を停めて散策したあと、行ったのは「技術・海洋博物館」です。いろんな展示物があるんですね、潜水艦まで展示されていて、中を見る事ができます。這い蹲らないと中を通り抜けられないけど(^_^ゞ
  見える所にエレベーターはありません。係りの方に言って使わせてもらってください。

  次のお目当てはエーランド島。スウェーデンの南東に浮かぶ、南北140Km、東西10Kmちょっとの長ひょろい島で、「ニルスの不思議な旅」にも出てきます。
  で、E22を使って向かうのですが...遠いんです。道がほとんどが一般道路の上、迂回路が無いので交通量も多いんです。それでMalmoからエーランド島の付け根Kalmarまで4時間半もかかってしまいました。ちなみにかなり飛ばしてですよ(^_^ゞ
  そんな中でも唯一のお休みが給油。ずっと気になっていたくまのマークのスタンド「Preem」で入れました(^^ って言っても、他と何も変わんないんだけどね\(_ _;)
  ちなみに北欧の多くのスタンドが無人で、クレジットカードでしか入れる事ができませんので注意が必要ですよ。
  さて、Nさんはエーランド島を一周したかったみたいですが、あまりに時間がかかったので断念。とりあえずR137の橋を渡って島に上陸...だけして出て来ました(^_^ゞ

  さらにストックホルム目指して北上するのですが、E22は相変わらず車が多くて速度が上がらないので、R34へ入ります。これは宿探しのためで、E22は道が新しすぎて宿の影が少なかったから。そこで旧街道であろうR34に進路を取って宿を探したのです。
  狙いはビンゴ!Malillaという街で小さな宿を見つけました。Malilla Hotell朝食付き425クローナ(約7,000円)


Preemのイラストってかわいいんだよね(^_^ゞ

Malilla Hotellは地元jの方の社交場


廃止になったMALILLA駅(鉄道は走っている)と駅前?Malilla Hotell


紅葉の始まった木々

  宿の前には線路と荒れた駅が有りました。宿のおじいさんに聞くと、列車は走っているけれど駅が廃止になったそうです。おじいさんが悲しそうに説明してくれました。

7月20日(木)曇り

  この日がこの旅最後の日。引き続きR34を北上するのですが、既に木々の紅葉が始まっていました。短い夏が終わりを告げています。
  途中Linkopingという街に立ち寄りました。これは純粋にお土産を買うためです。何せスーパーに寄っている暇も余裕も無かった旅でしたからね。それに都市部に行けば物価は上がるし、また観光観光でそれどころではなくなっちゃうでしょ?結構いい選択だったと思いますよ。
  街の中心の駐車場に停めて、プチ観光をしながらスーパーを探します。やっぱりお土産はスーパーだよね(^^;;

  Nさんにお土産は必要ないのか確かめると「いらない、8」・・・翻訳すると、「お土産は8つほど必要」だそうだ。流石に三週間もいると段々わかってくるもんですね\(_ _;)
  早速街中で見つけた地下のスーパーで買い物しました。

  Linkopingの街は旧市街と新市街が分かれているので、比較的歩きやすい街です。
  遠くからでも見えた高い塔に行ってみると、大きな教会がありました。ただ少し新しいかな(^_^ゞどちらかと言うと周りの建物の方が歴史が有りそう。
  旧市街の中心は四角い広場になっていて、ちょっとした市が立っています。車を入れる事はできませんが、それがかえっていい感じ(^^ よかったら寄ってみて下さい。

  結局時間が多少早めだったのでストックホルムに行く事になりました。しかし、ストックホルムはかなり大きな街ですし、いくつもの島を繋いだ複雑な地形をしています。初めて来た人間が一人で走る事は難しいです。


Linkoping
の大聖堂


初めて本当に日本語の案内が聞けた観光船

最後の宿 Perk inn Hanonge

  いろいろ迷いながらも、GrandHotel前から発着する観光船(フェリー)に乗りました。
  ここで初めて日本語ガイドが聞けました。かなり日本語が怪しいですが、これは助かる(^_^ゞ
  この時、埠頭に駐車場スペースがあるのですが、流石観光地、一杯でした。でも路地裏にも結構駐車場がありますので探してみてください。メーター制の有料です。

  さてさて、時間も時間ですから宿探ししましょ。
  Nさんの希望はNynashamn。う〜ん、Nynashamnってストックホルムの真南で、市内をはさんで空港とは正反対になるんですよね。おまけに距離は市内から60Km以上あるので、ロスも大きい。だからやめるように言ったのですけどね。
  ところが、Nさんの真意はNynashamn方向で宿を探すと言う事だったのです。難しいなぁ\(_ _;)

  結局VasterhaningeというインターでSAS系列のPerk inn Haningeにたどり着きました。
  都市型の立派なホテルですからね、とても安く泊まれるとは思いません。Nさんに聞くと「1000クローナ以内ならOK」と言います。
  交渉に行ったら、案の定アウト!でも受付のお姉さんが機転を利かせてくれて、もし会員登録してSASのカードを作れば、登録料を入れても1000クローナを切るからと教えてくれました\(^o^)/
  こうして二人で842クローナ 朝食付き(約14,000円)で泊まれたばかりか、なぜか会員登録料(たしか90クローナぐらい?)が取られていなかったのです。お姉さん、感謝です<(_ _)>"


Hotelから見た裏(表?)にある駅の全様 ここを基地にストックホルム観光を楽しむ人が多いらしい
7月21日(金)曇り

  朝起きてからNさんのシャワーチェアを解体し、預かっていたお土産(昨日買った)と充電したバッテリーや充電器などをNさんのトランクに詰めます。
  流石に荷物が多いので、二回に分けて荷物を車に運び終わってから最後の朝食に行きました。

  空港の近くで最後のガソリンを入れて、レンタカーを返した時の最終走行距離は、5,027.3Kmでした。出発した時の「総走行距離」と合わないのが変だけど(^_^ゞ
  結局北欧でも一日平均500Kmぐらい走ってるんだよねぇ。。。\(_ _;)
  日本に向けてのフライトは以下の通りです。
  ストックホルム11:55=13:30ロンドン

ENGLAND

  ロンドンでの乗り換えは実質4時間ほど。分かれてヒースロー空港内を歩いていると、Nさんが「ピザ食おう♪」う〜ん、覚えたな(^_^ゞ

  相変わらずの食欲で、独りでほとんどをたいらげてしまいました。
  ここまではカードが使えたからいいんだけど、搭乗間際になって自動販売機を見つけて「コーラを買ってくれ」っておいおい、現金無いんだから無理だって。。
  ロンドン18:20=(CX250)


香港空港内

7月22日(土)

  =13:20香港

HONGKONG

  香港15:05=(CX500)=22:20成田着

  こうしてドタバタ旅も無事日本に帰ってきました。コミュニケーション不測で怒る部分も有りましたが、概ね順調だったかな。
  ただ、こういうのはわかるだろう・・・と言うのが通じないと言うのが良くわかりました。

  わざわざ口にしたら失礼でしょ?というのも言わなければならない、聞かなければならない。
  これは、Nさんという人を理解すれば対処できる話なんですが、短期間では難しいです。
  最初は遠慮していた事も段々甘えるようになって、ぶつかってお互いを理解して・・・

  口で言うのは簡単だけど、やっぱり難しいです。でも今回は本当に勉強になりました。

  くま的にはまた行きたいと思っていますが、Nさんはどうかな(^_^ゞ
                           おわり

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