くまさんのヨーロッパ放浪の旅 Act.W (2011.11.3掲載)

成田 → タイ・バンコク経由 → イタリア・ミラノ → スロベニア → クロアチア → ボスニア・ヘルツェゴビナ
→ クロアチア → セルビア → ルーマニア → ハンガリー → 
スロバキア → ポーランド → チェコ → ドイツ →オーストリア →
スイス → イタリア・ミラノ → バンコク経由 → 成田

011年8月5日(金)〜26日(金)

   

8月15日(月) 晴れ

 さて、昨日バーのお姉さんから仕入れた情報通りに行って見ましょう!
 まずはSpisska belaから車で一時間ぐらいの場所にあるSpišská Kapitulaに向かいます。途中すごくいい感じの街なんかもあったのですが、とりあえず行ってみる。ただし、何があるのかはわからないのですが(^_^ゞ

 でも行ってみて正解!!そこは何と世界遺産『レヴォチャ歴史地区、スピシュ城とその関連文化財』だった\(^o^)/
 小さな街です。街に入るとすぐ礼拝堂とその寺町のような地区があり、そこは人も住んでいるし車で通り抜けられる。入り口の世界遺産マークがなければ通り過ぎてしまうような、そんな佇まい。
 そして山手に目を向けると霧に覆われたスピシェ城が見える。何か幻想的〜♪
 Spišská Kapitulaの街はコンパクトで、平日という事もあり車も十分停められます。
 ただし!メーター制なのでちゃんと駐車券を買いましょう。また捕まるのはいやだし(T-T)
 イタリアから来た珍客を見に来た地元のおじさんにパーキングマシンの場所を聞いて購入しました。
 で最初に何やったのかって?ははは、実は持ってきたパンと、山で汲んで来た水でブランチをいただきました。そう、世界遺産で(^^v
 しかし、二日連続で世界遺産ってついてるなぁ(^^この調子で次も行きましょう!!

 二つ目のお勧め箇所は、Spišská Kapitulaから南へ30分ほど走ったkrompachyという街です。
 行ってみると古い教会があるだけで、何の変哲も無い、中っくらいの街に見えるぞ(・_・?)
 教会自体はさほど古くは見えないけど、入り口には『1114』と書いてあった。やっぱり古いんだぁ〜。しかし、これで築900年見える??

 さて最後は東に1時間ぐらいの山の中のち〜いさな村Zlata Banaなのですが。。。
 ナビに言われるがまま高速に乗って走っていると工事中のようで二車線が一車線になって、何とその先でお巡りさんが何か先行の車を停めて話している。スピード違反?いやこの車でそれはありえない。なんだろう??と思いながら自分の番になるとなぜか側のパーキングエリアに入れという。
 そしたらね、どうも高速を走るには何らかのチケットを購入してフロントガラスに張っておかなくちゃいけないらしい...って、そんなもん知るか〜(^^メ)
 でも最初は罰金120€よこせって言っていた警察官でしたが、何の事だかチンプンカンプンのくまに可愛そうだと思ってくれたのか、なぜか100€に負けてくれました(ノ_<。)うっうっうっ
 しばし放心状態でしたが、ここまで来ておいて行くのをやめるのも何なので走り始めます。
 Zlata Banaにたどり着くと、そこは言ってしまえば山の中の避暑地?かな。川沿いに遊歩道が整備されて、確かに綺麗だけど福島の田舎に住んでいるくまさんにはそんなものか〜って感じかな。
 あ〜行くのをやめておけばよかったと今更ながらに思うくまでした
〜〜〜〜〜(m--)m☆α==(・・#)


世界遺産 Spišská Kapitulaの歴史地区

世界遺産で飯食ってます...いいのかなぁ(^_^ゞ

Spišská Kapitulaの街はコンパクト

霧に覆われたスピシェ城

krompachyの古い教会と、Zlata Banaの変わった教会


ポーランドの一般道制限速度は90Km/h

ポーランドへ抜ける国境とSzczawniceの湖畔のお城

中世の町並みを残すZywiec

8月16日(火) 曇りのち晴れ 一時にわか雨

ポーランド共和国

 スロバキアとポーランドの間にあるのは昔のパスポートコントロールの跡だけ。
 ポーランド側にあった制限速度標識も、最近は誰も見ないのかな、荒れ放題です。

 さてポーランド最初の街はSzczawnice。綺麗な湖沿いに、やはりお城がありました。これもおそらく国境警備の任を担っていたのでしょう。
 そこからスロバキアとの国境沿いに北西に向かいます。
 これと言って宛てはなかったのですが、走っていると信号機の先が見事に中世の街並みになっている街を発見!!それがZywiecでした。

 吸い寄せられるように行ったZywiecの旧市街、駐車場は一杯だったけど、こういうときには車が小さいのがありがたい(^^ わずかなスペースに車を停めてちょっと観光しようかな?と準備していると、駐車料金を徴収するおばさんがやってきた。
 実はポーランドはユーロ統合していないので未だに独自通貨。でも€しか持っていないとコインを出すと、「大丈夫!」と一度詰所に戻ってからポーランドのお金でお釣りを持ってきたよ(^^

 いいねぇ〜これなら駐車違反で捕まる人は出ない。みんなこんな感じになってくれないかな(^^


トイレ、シャワーは共有ですがGROTAは清潔で綺麗!NTEは使えません

Zajazd ef ef ここの芋は間違いなく今回No1の味 うまいっ!!

料理上手のお上さんを囲んで、娘さんと地元の方々

 街がかなりいい感じなので、インフォメーションを探して宿を探してもらいました。
 条件は...そう、お金が無いので安い宿を!そうしたら、素泊まり一泊8€のGROTAを紹介してもらっちゃいました。何と今回安さナンバーワン!!

 でもGROTAでは食事が出来ないので聞いたら、GROTAから歩いて5分のZajazd ef ef を紹介されました。

 Zajazd ef ef のお上さん、実はこれでもかって言うぐらい英語で来ません(^^;;
 なのでジェスチャーとノートに絵を描いてお話をします。それでも気は心、通じるんだぞっ!(^^
 まずはいつものようにビールを頼んだら、この辺ではビールにベリーで作ったリキュールみたいなものを入れるのが普通なんですね。入れるかと聞かれて当然、入れてもらいました(^^ これでアルコール度数何パーセントか増しかな?

 ところでここ、食事がおいしい\(^o^)/芋に関してはこの三週間で間違いなくナンバーワンです。隣り合わせになった地元の方も「うまいだろう?」と聞いてくるぐらい。当たりぢゃ(^^v
 おまけに安い!散々呑んで(ビール7〜8杯は飲んだ)食って、それで9.5€だって。最後にもう一杯ビールを呑んで、10€払ってきました!


ポーランドで見つけた花とでんでんむし?

8月17日(水) ガスのち晴れ

 ポーランドっていい国だなぁ〜(宿と食い物が安ければいい国になる)、もう一二泊したいなぁ〜、でもあまり大きな街には行きたくないなぁ〜そんな事を考えながら西へ向かって進むと、こんな地平線に続く道が(^^ ヨーロッパの街道は日よけと風をさえぎる為に並木道になっているのですが、ここまで真っ直ぐだと見事ですね(^^

 しかし。。。幾つかの街に立ち寄りながら宿を探したのですが、いいご縁には恵まれませんでした。

チェコ共和国

 国境らしい国境の無い国境を抜けて(何のこっちゃ(^_^ゞ)チェコに入りました。
 そしてチェコに入ってすぐ、Pisecnaという小さな村でこのPALIRNAを見つけました。
    
                  チェコの一般道は90Km/hだよ

 みんな知ってる?実はチェコって国民一人当たりのビール消費量世界一なんですよね。
 そのためかどうか、まず部屋を作るから待っていろとビールが出て、部屋が出来たら何故かすぐに食事が出てきて呑んで、風呂に入ってから(バスタブがあった)また呑んで。。。(^_^ゞいや〜やけにビールを勧めるなぁと思ったら、何とここはシュナップスの酒蔵で、この辺ではビール一杯当たりシュナップス一杯呑むってのが当たり前のようで、夜呑んでいる人たちを見ていると、何とボトルキープの制度もありみたい(^_^ゞ
 もしかしてこのおぢさん、自分とこのシュナップス飲ませたくてビール薦めていたのかな?
 ちなみに次の日の朝、その醸造所を見学させてくれました。材料は。。。あれぇ、街路樹に生っていた実だぞ(・_・?)もしかして材料費はタダ?w(°o°)w

 PALIRNAは1泊10€、朝夕食飲んだ暮れ付きで13€というリーズナブル料金でした\(^o^)/


ポーランド南部 果てしなく地平線へと続く並木道

通り沿いにある宿Parirna建物は新しい 実は酒蔵でした(^_^ゞ

最初に出迎えてくれたのはこの子達

お上さんの料理、おいしかった〜 おかげでパパのお腹が(^_^ゞ

パパはシュナップス造りの職人さん



Pisecna村で散歩中に見つけた花々 この村はとっても静かで綺麗で落ち着きます のんびり訪れてみてはいかがですか



Moravska Trebovaの旧市街は生活観たっぷり

Chrudimの街の入り口は基本ここだけ

古く大きな教会が印象的

国道29号線沿いなのに意外と静かなペンション na Ptáčkovně

8月18日(木) 快晴

 しかしチェコはやっぱり綺麗な国ですねぇ〜。通りがかった街を幾つか散策、観光したよ〜♪
 まずはPisecnaから南西に120Km走った所にあるMoravska Trebova。新市街に囲まれた旧市街は迷路のように入り組んで、2〜3度迷子になってUターンなんてのもあったけど、古い街並みは見ている分には美しい。
 住むにはちょっと不便そうだけど、それでも生活観たっぷりの路地はいるだけで落ち着きます♪

 次はMoravska Trebovaから西へ1時間、小高い丘の上に城壁で取り囲むように作られた印象的な街、Chrudim
 一度車で街に入ったけど中心部はご他聞に洩れず有料駐車場。チェコのお金も無かったので、一度街の入り口まで戻り無料駐車場に車を停めて歩いて街に入りました。
 こちらは本当に小さな街なのに、中央の広場は不思議なぐらい広い。広場に面した街並みの奥には、これも街の大きさを考えれば似つかわしくないほど大きくて古い教会がある。
 こんな街で泊まるのもいいなぁ〜と思ったけど、街が小さすぎるのか宿も無い\(_ _;)仕方がない。更にTaborなど幾つかの街に立ち寄りながら南西に進み宿を探しました。

 この日宿は中々見つからなかったけど、古都Pisekの郊外にある、Penzion na Ptáčkovněにお世話になることに。
 外の看板には345チェココルナ(1500円ぐらい)と書いてあったのでラッキーと思い宿を頼んだら...これって2人の場合で、一人だと500コルナ(2200円ぐらい)。やっぱり一人だと損んぢゃ〜(T-T)
 高いなぁ〜とも思ったけどもう夕方だし、そのまま泊まる事に。そしたらこんなベット三っつもあって部屋もすごく広い。仕方ないか〜。
 宿は国道沿いなのに大きな木のおかげで意外と静か。NET環境もあるし食事もおいしいので申し分ないお宿でした(^^

8月19日(金) 快晴のち曇り、一時にわか雨

 チェコ中央部の南側、ここまで来たら世界遺産Český Krumlovに行ってみよう!
 でもその前に折角古都Pisekに来ているんだから、そちらから先に行ってみましょ〜♪
 宿を6時過ぎには出発、15分ほど走るとPisekの旧市街に着きました。朝が早いと駐車場の心配をしなくていいのがメリット(^^ 街の人もパンを買い求めるために有料駐車スペースにどんどん勝手に停めている(^^;;まぁ生活優先か朝だからいいのか。。?何はともあれ、一通り見たのでČeský Krumlovに向かいましょう!

 Český Krumlovは朝から観光客の車で一杯だったけど、運よく街中の駐車場に停められたよ。旧市街まで150m、やっぱり早めに出てきて正解〜♪でこのページ冒頭の写真が撮れました〜♪
 しかしまだ8時だってぇのに観光客が沢山いるぞ?人気のお店に列を作ったりしている姿は、プチ原宿と言った感じで流石人気の世界遺産ぢゃ。
 とりあえず印象的なお城に登ってみることにしたんだけど、そしたらお城を取り囲むように流れている川でラフティングをやっているぞ?世界遺産でいいのかなぁ?(゜_。)?(。_゜)?
 何はともあれ狭い旧市街を進みお城に登ってみると、何と熊が飼われている。何だかなぁ〜(^_^ゞちなみにお城の広場に出ると、どこにでもある広場って感じ。う〜ん、ちょっと残念?
 旧市街に続く路地はホテルやペンションが一杯。泊まってゆっくりするのもいいかも...です。
 
                  顔を入れて気分はお姫様〜?

 この街は看板を見て歩くのも楽しい\(^o^)/色々なお店で個性的な看板を掲げています。
 上の看板何屋さんかわかりますか?そうカフェ!でもまぁ今はレストランも兼ねていました(^^

 さて、物価の安いチェコでもう一泊お泊まりしたくて、国境沿いを西に進みます。
 チェコ南側の国境沿いは湖沼地帯で、この時期はリゾート地並みの賑わい。途中にわか雨もあったけど、小さくても古い街が点在して飽きることはありません。
 そんな中、外から見た感じが印象的なKlatovyなんかに立ち寄りながら、この日の宿はKlatovyの近郊の小さな村Loučimの、Penzion Loučimにお世話になりました。
 一泊朝食付き16€、ネット環境も整っているし安いでしょ(^^


Pisekの旧市街には朝早くから人がいっぱい!

Český Krumlov、路地からお城が見える


旧市街には湧き水もあり、お城ではくまが飼われていた

お城からの旧市街への唯一の道と途中の行列の出来る焼き菓子屋さん

Klatovy旧市街の中心とLoučimの教会の隣にいたお馬さん

街道沿いにあるかわいい黄色の
Penzion Loučim


Loučim
村 街道沿いの丘の一番高い場所にある教会とモニュメント その下には湧き水が沸いていました

Penzion Loučim料理も結構いけますよ(^^ ネット環境も整っているし親父さんもGood!落ち着くよ!


ドイツの一般道の制限速度は100Km/h 自転車専用道路もある

今は人もいない国境 ドイツで最初に出会ったEschlkam

Weiler
の古城と宿に書いてあったお知らせ

Blaubeuren
で見つけたGasthof Zum Waldhorn

まずさ一番のパスタと美しいBlaubeurenの街

8月20日(土) 快晴

ドイツ連邦共和国国旗 ドイツ連邦共和国

 さぁ今日はドイツ入りです。
 ドイツと言ったらいつものSinsheim近郊Weilerの宿Gasthaus am Weinbergに行って、30年寝かせた白ワインを呑みに行きましょう!!(呑む事しか考えていない(゜・)\Bang!!)
 天気は快晴、気分は上々!まずは西へ!!
 しかしやっぱり道路工事が多くて、あちこちで迂回しながら走る(途中に道案内なんて無いぞ?)ので、やっぱりナビがあって助かった
\(^o^)/

 アウトバーンに入っても道路工事は続き、1車線だけではなく2車線を止めて対面交通なんていうのも珍しくない。一区間の距離は10〜20Kmなんていうのもざらで、この状態で300Kmぐらい走るのだからちっこいFIAT500ではきついのぢゃ〜\(_ _;)
 それでも午後3時ぐらいにはGasthaus am Weinbergに着いたけど店が閉まっている。夕方にならないと人が来ないかな?と思ってお城で遊んだりして時間をつぶしたのですが...来ない(T_T)
 でよくよく見たらこんな看板が立っているぞ?どうも一週間のうち3日だけ、それも夕方17:00からだけの営業のようです。
 ドイツ語で書いてあるのでよくわからないけど、それで今日は休みなんだね。残念(T_T)
 
 Weilerの村を少し歩いてみたのですが、人が見えないし、以前あった個人商店もなくなっている。どうもドイツは大きな街への人口流出が進んでしまっているように感じます。何だか寂しいねぇ〜。

 さて気を取り直して宿を探しましょう。
 最初は近くの街から探し始めたのですが、中々めぐり合わないんですよね〜(T_T)そのうちだんだん暗くなるし、この辺の田舎はダメみたい。
 そこで方向を変えて一度アウトバーンで東へ進み、Blaubeurenという街の入り口でGasthof Zum Waldhornを見つけました。一泊素泊まりで35€です。やっぱりドイツ、高い!!

 Blaubeurenの街は古いドイツ建築様式が残り古城などもある観光地。夜遅くまでバーやアイスクリーム屋さんが繁盛していました。
 くまはとりあえず腹ごしらえ。宿で紹介してもらった(と言うか向かいなんだが)ピッツェリアで夕食です。とりあえずお勧めのパスタを大盛りで?頼んだのですが...これがまずい!!今回の旅の中でダントツに一番まずい!!兎に角麺がゆで過ぎでうどんみたいになっている。文句を言ったら『問題ない』だってさ凸(▼▼メ)

8月21日(日) 濃い霧のち快晴

 濃い霧が幻想的な風景を織り成す中、オーストリアのチロル地方に向かいました。
 ドイツもオーストリアに近づくにつれ風光明媚になり、何となくオーストリアに似ているような感じ。
 高速はあまり使わず、出来るだけ一般道を走ったおかげで、こんな綺麗なお城がある小さな村や、湖の周りをぐるりと廻るように鉄道の走るところにも出会ったよ(^^

オーストリア共和国

 オーストリアとドイツの間では長い間国境が無かったのか、これと言う建物はありません。
 変わりにあったのが、ここから『TIROL』であるという古い道標だけ。これが正しい姿なんだろうな。

 チロルに入ると山は険しさをまし、峠の細い道では渋滞。多分日曜日で観光客が多いからかな。ヨーロッパでは珍しい光景です。
    
                    国境で見つけた花々
 この日は高速でインスブルックを抜けて、チロルの最東部Scheffau am Wilden Kaiserというなが〜い名前の村でした(^_^ゞ
 国道から細い道をクネクネと登っていかなければいけないので、普通は見逃してしまいそう。
 でもここにはインフォメーションがあったので、早速宿を探してもらうことにしました。条件は当然、安くてNETが使える事(^^ 
 で宿はすぐに見つかり、インフォメーションから見えるPension Hinterholzerを紹介してもらいました。
 昔のインフォメーションは紹介だけで、自分で宿に行って自分で交渉して...が普通で、宿が一杯だったりしたらまたインフォメーションに戻ってくるの繰り返しでした。なのに今のインフォメーションは宿に電話をして予約までしてくれます。助かる〜(^^

 しかし宿について早速ネットに繋ごうと思ったら繋がらないぞ?でよく調べたら部屋の入り口では使えるの(^_^ゞちょっと不便だけど朝食付き30.5€ってびみょ〜な値段でした(^_^ゞ


向こう側がオーストリア・チロル 一般道はドイツと同じ100Km/h


紹介してもらったPension Hinterholzer NETが使える

ペンションの駐車場からの風景と朝食時の宿のお上さん


向こう側が世界遺産の
Hallstatt、世界で一番美しい村だそうだ

道端には結構沢山の湧き水が整備されていた

St.Michaelの街並み 中央の公園でノラ電波使ってパソパソ(^^

St.Michael
Haus Kocher キッチンまで付いていた


St.Michaelの隣のSt.MartinにあるGasthof Lankmayer
でかさNo.1!

8月22日(月) 快晴のち曇り

 さて、今回は世界遺産づいているので今日も世界遺産を目指してみよう(^^
 場所はダハシュタイン山塊の中にある世界で一番美しい村(と言われているHallstatt。泊まった場所からは一度ドイツへ抜けたりもしながら真っ直ぐ東へ進みます。
 途中いくつもの湧き水があったりして全く飽きることの無い山道を進んでいくと、Hallstattにたどり着いたのですが。。。ここってすごく狭い場所に街がへばり付いているのね。だから道路は山の中のトンネルの中になります。
 所々トンネルが切れる場所はあるのですが、そのほとんどが有料駐車場への入り口になっていて街の情報もわからないので断念、通り過ごしてしまいました(T_T)
 少し走ってから車を停められる場所を見つけて写したのが←この写真。よくわかんないよねぇ?でも斜めに一本延びている線が見えますか?これは昔の塩坑道へ続くケーブルカーで、これが世界遺産になった大きな要因なのですが...ねぇ(^_^ゞ何はともあれ、ここも朝早く行かないとダメかな?

 さて、少し寂しいけどそろそろミラノに向かっていかないとね。東に進むのはここまで。

 次に立ち寄ったのは、2003年に『スキーもできる旅』で行ったオーバーターンの峠を抜けて、向かったのはSt.Michaelという小さな街。同じLungoのスキーエリア内だったために以前訪れたことはあったのですが...夏に来るとイメージ違うねぇ(^_^ゞ

 ここもインフォメーションを見つけたので安くてネットが使える宿を紹介してもらい行ってみると、何故か人がいない?でもう一度インフォに戻ったら今度は上司が出てきて『場所が違う』だって\(_ _;)
 で紹介されて行ったのがこのHaus Kocherでした。。が、もらった部屋はファミリー用で6人ぐらい寝れるしキッチンも付いている。う〜んと思いながらも、20€と言う安さでOKしたんだけど。。。
 問題発生、何とネット環境が無い!ちょっと頭にきてインフォに行ったら、ここに無線LAN環境があって30分8€だから使えって。高すぎる(^^メ)
 仕方なく近くの公園で座り込んで送る予定だったE-mailなんかを整理していたら...何とノラ電波発見!!無事通信したのでした〜♪

 さて夕食ですが、St.Michaelでもちょっと閑散としたSt.MartinにあるGasthof Lankmayerレストランに行ってみました。
 そこで何も考えず『一番大きなメニュー!』と頼んだら、こんなでかいチキンカツが出てきました!

8月23日(火) ガスのち快晴

 さて、今日はスイスの国境近くまで行きましょう!
 まず街のパン屋さんでブランチ用のパンを買って出発!最初に向かったのはFelbertauerntunnel峠。標高1,632m、天辺が5,282mの有料トンネルで景色も中々のもの(^^ ただね、通行料10€は高くない〜〜〜〜〜(m--)m?

 とりあえず再びチロルに戻り、途中のとうもろこし畑にあったテーブルでブランチを取った後インスブルックを経由、スイス国境近くまで走ります。
 本当はこの日を含めてあと二泊しかできないのですから、スイスに抜けて宿を探しても良かったのですが。。。やっぱりスイスは物価が高いし安宿も期待できない。そこでオーストリアにもう一泊する事にしたのです。貧乏ってや〜ね〜(ノ_<。)うっうっ

 たどり着いたのはLandeckから南に伸びる深い谷で、谷の入り口には城砦が残っていました。
 ここも昔、国を守るための拠点だったんだろうなぁなどと考えながらも、その美しさにしばし時間を忘れるほど。ここいいなぁ〜(^^

 さてもう少しでスイス、この辺で宿を探しましょう。
 大きなホテルも沢山あったけど当然パス。幾つかの小さな村で宿を探しながら走ったけどなぜかみな一杯で断られれる(T_T)
 それでもTosensという小さいけど古い教会のある村でGasthof Tschuppbachを見つけました。
 1泊朝食付き28€、洞窟みたいな建物内にかなり広い部屋をもらったよ。でもね、NETが使えないの(T_T)仕方なく街まで戻ってノラ電波探したけど見つかりませんでした(^_^ゞ

 夕食は前回同様『一番でかいの!』って頼んだら一輪車(福島ではネコと言います)に乗ってきた。大満足〜♪
  
            宿に入る一本道の橋は木造 朝食はおいしかった


St.Michaelのパン屋さんと購入したドイツパン 水は湧き水です

Felbertauerntunnelトンネルの出口

谷の入り口にある城砦と、宿の前にあった古い教会

Gasthof Tschuppbachの中は洞窟みたい

部屋は広〜い!食事は一輪車に乗ってきた〜♪


オーストリア側、岩にへばりつく鉄道と小さなスイス国境

スイスのゴミ箱と国境の古城

スイスとイタリアの国境にある古城

イタリアに向かってスイス最後の街Castasegnaは白い石で出来ている

街は国境の上まで続き、見下ろす事が出来る

最後のお宿は、その名もHotel ITALIA ...すごい(^_^ゞ

Hotelのマスコットガールと次期社長?

前菜は食べ放題 それにパスタと小さなステーキが付く

Hotelのご夫婦 英語は出来ないけどすごく気がいい!!

朝食には果物がいっぱ〜い♪

8月24日(水) 快晴

 宿をでてものの15分ぐらいでスイスとの国境に差し掛かります。
 途中足がすくみそうな線路を見ながら進むと国境には久しぶりに人がいて、トラックなどを抜き出して検査している。でも観光客はOKなのかな?そのままスルーで通された(^^

スイス連邦

スイスの一般道は80Km/h だけど道が狭くて80Kmは大変

 スイスは国連に加盟していないからか、他の国とは国旗の縦横の比率が違うんだね。
 それはさておき、スイスに入ると至る所に派手な三色のゴミ箱が設置されているのが目に付く。
 日本では置くだけでゴミの収集をしていないのをよく見るけど、スイスでは綺麗に収集して使っている。何か国力の差を感じる\(_ _;)

 今回はサンモリッツを経由してイタリアへ向かったのですが、さすが有名観光地、全く車を停める隙が無い!道の脇にはカラーコーンが置いてあって、路上駐車もできないようになっている。氷河も見えるし写真を一枚。。。と思ったけど全くダメ。仕方なくイタリア方面に進みました。
 でここからの道がすごかった。
 俗に言う『悪魔の梯子段』、曲がりくねった道を永遠と降りて行く。それでいて最高速度が80Kmなんだから日本のサンデードライバーには無理がありますよ。

 イタリアへ抜ける寸前、古いお城とCastasegnaを見つけました。不思議とこの辺の地区は白い石を使った建築物が主流で、一種独特の雰囲気を持っています。
 でもね、それよりびっくりしたのが街が国境の上まで伸びてて見下ろせるの(^_^ゞ人の歩く獣道まであって、なんか不思議な感じ〜♪

イタリア共和国
        イタリアの一般道は90Km/h

 サンモリッツからイタリアへ抜けると、フィヨルド並みの深い谷になっといてちょっと感動。そしてPage1でも登場したコモ湖に抜けます。
 コモ湖は氷河で削られたようで兎に角長ひょろい。そして湖から急に険しい山になるために、湖沿いに道が一本、後はガケにへばりつくように家やホテルなどが並びます。道は細く、そこを他の車に併せてかなりの速度で走るのは結構疲れる(^_^ゞちなみにここでも車を停める場所がなくて写真も撮れなかったよ〜ん。

 さて、最後の泊まる場所を探しましょう。
 明日の出発を考えれば、ミラノ・マルペンサ空港から車で1時間以内が圏内と言うところでしょう。
 それでまずスイス最南端の国境付近で探したけど、これが意外と山間の観光地でちと難しい。地図を見ながら目星を付けて少しずつ空港に近づいて行くと、意外とモーテルなどの看板が多く、そんな中の一軒Hotel ITALIAに宿を取りました。
 多少古いけど部屋もベットも結構広く朝夕食NET付きで55€、交渉したら50€に負けてくれた(^^ 英語はほとんど通じないけどホテルの家族席に招き入れてくれて、子供たちも遊んでくれる。最後の夜はアットホームな一夜を過ごしました(^^
 ただね、ちょっと失敗したのはこのホテル、あまりにも日当たりが良すぎるのよ(T_T) おかげで南向きの部屋は夜遅くまで温度が下がらず、多少寝苦しい夜を過ごしました(^_^ゞ

8月25日(木) 快晴

 とうとう最後の日になってしまった...
 ミラノ・マルペンサ空港の飛行機は14:05、車を返すことを考えても11:00に空港に着けばOKね。
 宿に聞くと空港までは15分で行くと言っていますが...この辺はイタリア人の言う事、1時間と見て(^_^;それでも2時間ぐらいの余裕がある。
 実は夕べ、宿からマッショーレ湖の絵葉書をもらったんだけど、それが中々綺麗なんだよね。
 とりあえず宿からは30Kmぐらいだと言うので行ってみる事にしたのですが。。。相変わらずわかりにくいイタリアの道にナビがあっても迷子になりながら、まぁ目的地ではないけどこんな綺麗な村(名前がわからない\(_ _;))に出会えました(^^

 少し早いけど空港に行くと最近空港周りの道が変わったようで、どうしてもレンタカー駐車場にたどり着けい(T_T)それでも周辺を5周もしてやっと車を返せました。このとき車のメーターは17,595Km、出発時が11,276Kmでしたから、今回は二週間で6,319Km走った〜♪
 



 ミラノ・マルペンサ空港は平日と言うこともあって結構空いている感じ。タイ空港のカウンターで荷物を預けるとのんびりできます。とりあえず機内食だけでは足りないくまは、空港内のマクドナルドでお買い物したのですが、オリジナルメニューが結構あるし100円マックに近いハンバーガーもある。当然買ったけど(^^

 ミラノ〜バンコク便はめちゃくちゃ空いていて、飛行機のバランスを取るために乗客を右へやったり左へやったり。まぁ飛んでしまえばどこに座ってもOKなんですが、こんな経験初めて〜♪
 それともう一つ、タイ航空のトイレには→こんな感じで花が添えられているんですよね。何か和む〜♪
 食事もピリカラでおいしいし、タイ航空好きになりそう\(^o^)/

8月26日(金)

 バンコクではミラノ着便と成田への便の場所が近く、さほど歩かなくてすみました。これはラッキ〜♪
 でも日本便はすごく込んでいて、比較的近いタイに遊びに来ている日本人の多さにびっくり。かなりの息苦しさの中、成田へ向けて最後のフライトをしました。

 物悲しさを胸に成田で車に乗り込み最後の移動です。
 福島県人ですから稲敷から圏央道に乗って順調に進んでいたのですが、何と水戸近辺で大渋滞!水戸以北から乗れば無料になる制度を使うために多くの車がこの一区間だけ乗るんですね。何だかなぁ〜。。最後の最後でコケたような気になりながら、この旅は終わりました。次はいつになるかな。多分そのうち、くまの中の旅の虫が騒ぎ出すのは、もうちょっと先かな(^^

あとがき

 今回の旅で訪れたのは15ヶ国、実際泊まったのが11カ国で通貨だけが4カ国。初めて訪れた国はタイとボスニア・ヘルツェゴビナの2ヶ国という結果でした。
 その他にも、アルバニア、マケドニアやコソボ、それからモルドバなんかにも興味があったのですが、それはまた次回と言うことで(^^

 そんな旅の中、沢山の方々と出会い、つたないながらも話し、呑み、沢山の方と仲良くなりました。
 日本人が来たらまけてやると約束してくれた宿もありました。車椅子の旅行者でも大丈夫だと言ってくれた旅のコンダクターとも知り合いました。
 最後にこれらを紹介して、今回の報告HPは終わります。次の旅の話しに期待していてね(^o^)/~

日本人が来たら安くすると約束してくれたお宿

 ★スロバキア Spisska bela
  V Penzion
  http://www.vpenzion.sk/

出合った旅のスペシャリスト

 ★クロアチア(車椅子OK)
  EXTRA TOURS
   Tomislav Gombac
   TEL.+385 44 633 340 FAX.+385 44 633 983
   info@extra-tours.hr

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  DUE ESSE SEA&SUN VIAGGI
   Flauto Maurizio
   TEL.03321696013 FAX.0332782413
   dueesse@elitaria.com   dueesse_mauri@hotmail.it

面白い集合写真を撮るカメラマン

 ★Milenijska fotografija(記念日の写真家)
   Sime Strikomana
   http://www.strikoman.com/