くま's倶楽部 車椅子でも行ける旅 Act.6 (2004.10.9作成 11.15修正)
エストニア ラトヴィア リトアニア バルト三国 世界遺産の旅
2004年9月17日(金)〜26日(日)
ソ連からいち早く独立したバルト三国は、そのかつての輝きをとりもどしているのでした。
<<旅の詳細>> 期 間:2004年9月17日(金)〜9月26日(日)
8泊10日 <<使用ホテル>>
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タリンの旧市街で見つけた |
<<スケジュール>> 9/17(金):成田発11:45=(SK984)=16:15コペンハーゲン |
<<9月17日(金) 出発>>
この日、無事に成田に集合した参加者ですが、毎回思うのですが、この日初めて会う方もいるんですよね(^^ ま、皆さん、お手柔らかに。
さて、成田空港の第二ターミナルからの出発なので電車に乗って移動・・・と思いきや、今回も飛行機までバスでの移動と言うことで、私たち車椅子使用者組は、→こんな特殊車両で飛行機に搭乗になります。(昨年と一緒)荷台がリフトになっており、後ろから乗って、飛行機には前から乗ります。私たち付き添いも一緒なので、結構楽しみながらの乗車(^^ |
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機内でのトイレを心配される方もいますが大丈夫!手元の操作で乗務員を呼ぶと、専用の車椅子を持ってきて、トイレまで連れて行ってくれます。全てお任せで大丈夫(^^ ただ、トイレ待ちの順番だけは、絶対に守りますから、早めに手を上げましょうね。SASは障害者用のトイレはありませんが、航空会社によってはありますので、問い合わせてみては? |
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ESTONIA
ソ連の崩壊と共に、エストニアの人々は禁じられていた母国語で国歌を詠い独立(歌う革命)を勝ち取りました。
現在5年に一度、30万人もの人々が民族衣装を着て、この国立歌の原に集い歴史と未来を歌います。
ユネスコでは、この「歌の祭典」を、世界無形文化遺産に登録しました。
コペンハーゲン(デンマーク)を経由してエストニアの首都「タリン」に飛びます。時差1時間。 エストニアは北海道の6割程度の大きさの国で、その言葉は古代ルーン語に酷似しているそうです。 とてもまじめな国民性で、政治の世界でも不正や汚職など、ほとんど無いそうです。ま、本来これが、当たり前なんだけどね(^_^ゞ
さて、タリンの街は古い城壁で囲まれており、その中は石畳がよく残されています。 |
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<<9月18日(土)>>
この日は一日、世界遺産のタリン旧市街の自由散策です。 |
中央の広場には、自転車タクシーがいます。 硬い石畳に疲れたら、乗ってみてはいかがですか?女性ドライバーも多いですよ。とにかく、注目の的です(^^
ホテルへ戻る道すがら、タリン駅からホテルまで、ためしにトラム(路面電車)に乗ってみました。↓ |
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おまけに、道の真ん中の何も無い所で止まるし、はらはらドキドキ★の体験でした。 料金は10クローナ、日本円で90円で乗り放題です。 しかしこの切符、本来ならばトラム内で刻印しなければならないそうだけど、何もしないで持って帰ってしまったぞ(^_^ゞ |
わかりますか?参加者のYさんが、旧市街で髪を切りました。失恋ぢゃ無いよ(^^
旅の思い出です。 使用前使用後、切ってもらったお店の前でポーズです。どう?かわいくなったでしょ(^^ ちなみに、この時みんなから現金をかき集めてカットしました。カットとシャンプーで150クローナだそうです。 |
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夜になると、また違った賑わいを見せるタリン。 この日の夕食は、旧市街の中の郷土料理レストランKuldse Notsu Korts です。ガイドブックにも紹介されている、童話の国のレストランみたいな雰囲気でした。パンにスープ、そしてメインはレバー揚げの生クリーム添え?↓は、中々いけますよ(^^ |
<<9月19日(日)>> この日、タリン近郊のエストニア野外博物館へ行きました。ロシアの大規模農業政策で失われそうになった古民家を復元保存しています。案内は民族衣装をまとったおばあちゃん。本当に自分の国に誇りを持っていて、絶対お勧めです。半日以上かけて、ゆっくりお散歩してください。入場料 |
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は35クローナ300円程度で障がい者は無料です。 昼食後、タリンからバスで約2時間、一路パルヌへ向かいました。 走る車窓からは、赤松の深い森だけがずっと続いていました。本当に豊かな自然で一杯なのですね。 その森が、突然切れたと思ったらパルヌでした。 パルヌは「エストニアの夏の首都」と言われるリゾート&保養地で、不動産屋さんで別荘を盛んに売っていました。 ちなみに、←この物件、1,400坪の土地に、72坪の家と2台分の駐車場が付いて900万円です。投資目的で、いかがですか(^o^)/~ |
<<9月20日(月)>> 実はこのパルヌ、150年前からマッド・バス(泥風呂)が有名で、これを目当てに保養に来る方が大勢います。外見とは裏腹に、中はさながらサナトリュウム。 女性軍が泥風呂体験をしたくて朝食後すぐに行ったのですが予約で一杯。その代わり男性ブースが開いているということで、突然泥風呂体験をする事になりました。やってみたい方は予約をして行ったほうが無難ですよ(^^ |
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泥風呂に入るには受付で受けたいコースを言って料金を支払います。全身コースは150クローナ当然カードが使えます。 指定された時間に指定の部屋に行くと、白衣のおばさんに全裸にひん剥かれて、泥をひいたベットに寝かされたと思ったら体にも泥をかけられ、敷き物と一緒に簀巻きにされます。 温度は45℃ぐらいかな?結構熱い(^^;田んぼの泥を思い出すほど滑らかな泥は、癖になりそうです(^_^ゞ 臭いは硫黄臭く、中には少量の放射線も入っているとか。効能はかなりのもので、痛めて階段の上り下りが辛かった両膝の十字靭帯が、二日間痛みが全く無くなりました。 |
実は、今回の旅に参加したいと熱望しながら、5月に亡くなった方がいました。 彼女は、昨年の旅に参加してくれたTさん。花屋さんで小さな花束を買って、PCに彼女の写真を映し、パルヌの海で冥福を祈りました。 泥湯のすぐ裏の海岸に行ったのですが、木道が整備され車椅子でも海の側まで行く事ができました。 |
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